海外積立投資業界では全国で数多の紹介業者が存在します。

そして紹介業者の多くはネット集客や人海戦術で自社開催するセミナーに参加者を動員して契約を取り付けています。

 

その中には資格のない違法の民間業者に関わらず常に満席で予約もなかなか取れない盛況ぶりのセミナーもあります。

しかし「セミナー主催した海外積立投資業者から契約したはいいが困っている」といったトラブルや失敗事例や問い合わせも年々増加しています。

 

では、なぜトラブルや失敗事例が頻発するのでしょう?

その理由は簡単です。

見せ方が上手いだけで紹介業者の質やモラルが伴っていないからです。

 

今回は経済セミナーが有名な紹介業者から海外積立投資を勧誘された、という実際にあった相談事例を紹介します。

 

【連日満席のセミナーを主催する紹介業者だけど…】

HP上は金融機関ではなく芸能関係の会社にも関わらず、東京都内で連日満席の経済セミナーを開催している紹介業者があります。

そのセミナーに参加して海外積立投資を勧誘された40代の男性からの相談事例です。

☟☟

『知人からの紹介で接点を持った海外投資取次会社からセミナーに誘われて海外積立投資を勧誘されています。

セミナーは人気がある様で常に満席で席がなかなか取れませんでした。

「誰でも資産一億円を築ける」というキャッチコピーで元本割れはしないと主催者は言っていますが、そんなにうまい話があるのか不安です。

提案されているのはトラストインベスターズ(インベスターズトラストのこと)という保険会社です。

 

主催者は30代前半で若く自分で「日本1、2位の投資家」と名乗っているのがいかにも胡散臭く感じますが

元報道記者ということでTVで見かける池上彰さんと対談したことがあるのは本当らしく経済界に人脈が多い模様です。

 

10万人の会員数も保有していると言っていましたが、それも非常に胡散臭く思っています。

セミナーに参加した感想としては非常に怪しく感じておりますがいかがでしょうか?』

この事例を紐解いて見ていきます。

 

①【ネットワークビジネス的に販売している悪徳業者に注意!】

まずセミナー主催の大元の会社がIFAとコンタクトを取り、契約者を紹介することでコミッションを得る関係性を築いてると思われます。

合わせて読みたい▼

IFAの役割に関してはこちら↓

【海外積立ファンドの投資に欠かせないIFAとは?IFAで失敗しないコツとは?】

 

ネットワークビジネス的に大元の会社の傘下には紹介者が複数名存在し、勧誘し契約を挙げることでコミッションを分け合っています。

このネットワークビジネス的な形式は国内に存在する紹介業者の99%以上が取り入れており、この紹介業者に限った事ではありません。

 

しかし日本に在住する日本人に対して金融商品を販売・勧誘することは金融庁への届出・認可が必要です。

金融ライセンスを保有しているのか?

金融庁への認可は得ているのか?

という二点に関してはいささか疑問に感じます。

 

「販売や勧誘行為はしていない」とグレーゾーンを利用して誤魔化す業者も存在しますが、紹介先から手数料を得ているのであれば違法行為に当たります。

そんな業者は契約したあとに廃業する可能性も高いので絶対に契約をしてはいけません。

 

②【セミナーでメリットばかり話すのは怪しい】

セミナー主催業者の「誰でも資産一億円を築くことができる」というキャッチコピーにピンとくる方がおられるかもしれません。

 

このフレーズを元々発していたのは2013年10月3日に証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反で

金融庁に対して行政処分をする様に指定されたアブラハムファンドです。

 

 

アブラハムファンドは『一億円は貯められる、月5万円の積立で』と称して金融商品の販売・広告を行っていました。

コンサル・支援・助言と称していましたが実質的には金融商品販売類似行為を行ったことで摘発されました。

(手数料収入が未登録の金融商品販売に該当しました)

加えて広告内容に虚偽あることも摘発された理由のひとつです。

(それ以前に、未登録の金融商品の広告自体が違法行為に該当します)

 

このセミナー主催業者はアブラハムファンドの後を追う形で活動をしている様です。

セミナー主催業者が仮に海外積立投資を良いものだとして紹介していたとしても、アブラハムの様に処分を受けるのも時間の問題でしょう。

紹介業者が摘発されると困るのは契約者です。

 

海外積立投資は契約後の「住所変更手続き」、「減額申請」、「積立金の取崩」などは紹介業者を通じて行います。

紹介業者の安易な行為で行政処分されると契約者はフォローを受けられない海外積立難民に陥ってしまいます。

一方で行政処分を受けた業者は6ヶ月の投資助言号の停止及び過怠金400万円の処分で済みます。

実は契約者が一番損をしてしまいます。

 

何度もお伝えはしていますが海外積立投資は【誰から契約するか】で魅力度が大きく変わりますので見極めをすることが大切です。

 

③【インベスターズトラストのデメリットは?】

インベスターズトラストを提案し「途中解約しなければ元本割れしない」とセミナーでは謳っていたそうです。

これは誤解を招く表現で紹介業者のモラルに欠ける印象です。

 

正式には「15年間解約は勿論のこと減額も取崩もしなかった場合に元本保証」とインベスターズトラストは提示しています。

甘い言葉を使う紹介業者は契約を挙げることを優先している証拠です。

 

更にいうなれば、香港の金融機関の関係者や専門家間からはインベスターズトラストの元本保証という点に関しては懐疑的に見られています。

会社の規模や歴史、保証となる担保が不透明であるためにプロの方ほど推奨されていません。

そもそも運用対象がS&P500という株式をベースにしたものにも関わらず、その元本を保証すること自体一般的な運用ではありえないとのことです。

更に仕組み債という商品構成の複雑さにも関わらず明確な説明もされていないという状況もインベスターズトラスト社としての信頼性は低いとプロからは見られている様です。

 

インベスターズトラストが保証するリターンも低いのでリスクを嫌い同じリターンを狙うのであれば、もっとリスクが低く信頼性の高い商品は世界中には数多あります。

その為、わざわざインベスターズトラストの積立投資プランを選ぶ必要はありません。

合わせて読みたい▼海外積立投資でインベスターズトラストの口コミ評判や実態とは?

④【勉強会やセミナーでの注意点】

悪徳業者やネットワーカーの金融素人に多く見られる特徴があります。

 

それは話者をT-UP(少し持ち上げる)することです。

 

今回の事例では『10万人の会員数』、『日本有数の投資家』という点が該当します。

T-UPは話の信憑性や浸透性を高めることが目的でネットワーカー金融素人の常套手段です。

 

専門家やプロは誇張せず淡々と契約者の利益になることを優先して仕事をするものです。

妙なT-UPをする紹介業者は悪徳業者や金融素人であるサインなので注意しましょう。

 

⑤【紹介者によるIFAの説明不足】

今回の相談者は紹介者からはIFAも何も知らされなかった様子です。

海外積立投資で大切なのはIFAです。

同じ保険会社でもIFAの各社の運用次第で結果は大きく違います。

合わせて読みたい▼海外積立投資ではIFA次第で高利回りって本当!?

 

海外積立投資は契約者の資産運用でのニーズをヒアリングして明確にし、それに合った保険会社とIFAを選定するのがプロの仕事です。

きちんとした契約をすることができれば魅力の多い商品です。

一方的に紹介者都合の保険会社とIFAを契約者に押し付けて営業する紹介業者であれば契約してはいけません。

関連記事▼「なぜ海外積立ファンドの投資が人気なのか?」4つのメリットと理由

 

【海外積立ファンドの投資では税金がかからないと勧誘され…】

インベスターズトラストでもうひとつ。

次は「税金はかからない」などと言われて海外積立投資を勧められた主婦の事例です。

☟☟

『はじめまして。

加藤(仮名)と申します。

私は地方の平凡な主婦ですが、最近知り合いからインベスターズトラストという海外長期積立を勧められました。

 

投資などは無縁の生活をしておりますので、右も左も全く分からないことだらけです。

「税金がかからないから」、「海外は国内と比較して金融商品は高利回り」と言われましたが自分でもネット等で色々調べてみました。

 

見たところ商品事態は私は本当に良い様に思います。

ただ海外商品ということで積立は頑張って出来たとしても、いざ受け取る際の手続きや税金面などがどうなっているのかが、いまいち不安です。

 

日本に持ち帰った途端に税金でガッポリやられたのであれば、増えたとしても旨みがありません。

取崩や停止などせずに、決めた機関やり抜くことが出来れば日本で貯金するよりも断然良いのは理解出来ました。

 

元本保証で140%の利益も確定というのは魅力的に感じます。

実際どうなのでしょうか?

投資の知識がある人から見ていかがでしょうか?

 

間に入るIFAが重要なのは誰しもが思うことですが、インベスターズトラストを勧めてきた人はスービックという会社名を言っていました。

香港の会社だそうですが、あまり情報がないのでよく分かりません。

質問がまとまってなくて申し訳ありませんが、何に気を付けたら良いのかアドバイスを頂けますと幸いです。』

 

注意点をまとめます。

①【インベスターズトラストの積立商品には税金がかからない、というのは嘘!?】

 

結論から述べますが海外投資は非課税ではありません。

利益確定をした段階で20.83%を確定申告で納税する義務があります。

(ただ、申告分離課税か総合課税かは厳密なルールはまだ定まっていません)

 

でも「非課税」と誤解している方が国内では非常に多いので注意が必要です。

「税金がかからない」のではありません。

「資産運用の環境において税制面で有利」というのが正しい表現と言えます。

 

資産運用の税制の話について触れておきます。

日本では長期運用をしていても毎年20.83%は運用資金から税金が差引かれて残りの資金で翌年の運用に臨んでいます。

 

これはどんな金融商品においても同じです。

そのため投資資金は毎年増えても減るので投資効率としてはあまり良くないのが実態です。

 

一方で海外においては運用中の資金に関しては差引かれる税金がないので、増えた分はそのまま翌年の投資資金として活用をすることが出来ます。

従って資産運用の環境においては税制面で海外が有利なのは言うまでもありません。

 

ただ、決して非課税ではありません。

日本の法律では、日本に住所のある日本人の全世界中の所得は課税対象となっています。

そのため海外積立ファンド投資で積立した資金を利益確定した段階で、その資金は課税対象となります。

詳細な説明を省いてひたすらに契約を急かす悪徳業者や金融素人業者が非常に多いので惑わされないように注意しなければいけません。

合わせて読みたい▼

海外投資をする際、ほんとは税金をいくら払うもの!?

海外積立投資で初心者が誤解している情報とは?

 

②【海外積立ファンド投資の取崩方法】

 

海外積立ファンド投資では運用資金を取崩をする際に現地に行く必要はありません。

現金で日本に持ち帰る、という訳でもありません。

紹介者経由でIFA宛に取崩申請書を記入し送付します。

 

手続き期間は約3~4週間ほどで指定した金融機関の口座に振り込まれます。

注意しなければいけないのは約1ヶ月のリードタイムがかかるということです。

というのも積立している資金は当然ファンドに投資をしている訳ですから現金へ換金するには手続きも含め時間がかかります。

ATMの様にすぐにお金が振込まれると考えている人が多いので流れは理解をしておきましょう。

 

【要項】

セミナーがいけないのではありませんので誤解なきよう願います。

経済知識を取り入れて詐欺にかからないように研鑽するのはむしろ推奨します。

悪徳業者や金融素人が主催するセミナーには注意が必要というのが今回お伝えしたいポイントです。

 

海外積立投資では数多の素人業者や悪徳業者が存在しますので注意が必要です。

悪徳業者は甘い言葉を使って契約を勧めます。

またプレゼンや見せ方もうまく海外積立投資は魅力的に映ります。

 

それもその筈、話の流れを計算してプレゼン内容や環境が魅力的に感じる様に作り込まれています。

リスクの話もほとんどしません。

悪徳業者や金融素人からは絶対に契約してはいけません。

後で困るのは契約者自身ですからご注意を!

合わせて読みたい▼

海外積立投資の詐欺・悪徳業者による失敗事例とは?

海外投資のコンサルティングや金融アドバイザーは信頼出来るのか?

 

【海外投資の着手前には基本の理解が何よりも大切です】

海外投資の情報はちゃんと取扱いが出来れば経済を豊かにしてくれるものです。

しかし海外積立や海外投資は「何だか良さそう」という単純な理由だけで始めてはいけません。

というのもサイト管理者のわたくしも2009年9月に海外積立投資を契約して

1年も経たない2010年4月の段階で紹介業者が廃業し連絡がつかなくなったことで海外積立難民になった経験があります。

更に斡旋した業者は運用シュミレーションで「毎年年利12%」と言っていましたが

実際に過去3年の利回りを調べてみるとマイナス2%でかなり誇張していたことが分かりました。 そして資産運用においても考え方を間違って大きく損失を抱えたことがあります。

それらの原因というのも

・情報の出処が確かなのか?

・リスクやデメリットは何なのか?

・どういう仕組みになっているのか?などをきちんと理解していなかったからです。  

 

これらを理解せずに安易に海外投資に着手して「こんなはずじゃなかった」という人はわたくしを含めて少なくありません。

そして「リスク許容度を間違えたり」、「詐欺に引っかかったり」、「提案者が実はちゃんと理解していなくて契約者が困ったり」と問題を抱えた人を多く見てきました。  

 

しかし根本の原因は海外の投資に関する良質な情報が少ないことが挙げられます。

要らぬ失敗をしないためにも必要なことは良質な情報を取ること、基本の理解です。  

 

わたしが当時運用に関して頭を抱えていた時に知人から教えてもらったのが「匠投資顧問株式会社」というところです。

ここは海外投資において金融庁に投資助言をする認可を正式に受けている数少ない金融機関です。

わたしはここに最後の駆け込み寺として行き着いたのですが真摯に対応してくれて窮地を救ってくれました。

以降は金融機関に勤務している身でありながら顧客としてお世話になっています。  

 

ちなみに最近ライセンスを持たない違法業者が投資顧問会や投資助言会社をネットで大批判してるケースが見受けられます。

違法で行う自らの商売を守る為と思われますが、そもそも金融機関とし嘘や虚偽の説明、誤解を招く説明などがあった時点でどこよりも早く金融庁が飛んできます。

ライセンスを付与をする立場として管理監督責任が問われるものですので、金融機関への金融庁の日ごろのチェックは相当に厳しいということを私自身も証券会社という金融機関に在籍しているので身に染みてそれが分かります。

定期的な監査は顧客とのメール内容のチェックから資金の動きまで詳細に調査が行われますから、そんな状態で本当に違法行為がまかり通っているとは考えられません。

海外投資を検討される場合は、こうした違法業者の罠に陥らないように客観的な視点で判断されることをお勧めします。

 

因みにこの匠投資さんが投資家向けに限定配信しており、今では金融や海外投資の業界で多くの人が登録して有名になっているメルマガがあります。

基本を理解するのに分かりやすく書いてあるメルマガなんですが 実際に匠投資さんに問合せをして貼り付けの許可を頂いたので以下にリンクを貼っておきます。

海外投資や資産運用を検討している方は曖昧な状態で着手される前にまず参考にしてみて下さい。  

 

メルマガはわたしが執筆したものではなく第三者機関のものですが

無料で良質な情報なのでこれから検討をされる方はまずここから情報を収集されることをおすすめします。

お客さんのフォローができる人数制限があるようで登録者数にも上限があるそうですので情報を参考にするのであればお早めに

【海外投資に関する推奨メルマガ(無料)】  

 

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